感情のコントロール 自分の行為、行き過ぎ?モラルライセンシングとは

対人関係などにおいて感情のコントロールは難しいですよね。

私は仕事関係で不義理な対応をしたりする人と

軋轢が生じ、周囲を困らせてしまったことがございます。

長い対人関係の悪化は自身の精神衛生上も良くないです。

今回は、モラルライセンシングという意志力に関わる心理学用語に触れ

  • 対人関係での行動を客観的に振り返る
  • 自己コントロールを妨げるものを認識する

ことが出来るようになるための情報を共有します。

モラルライセンシングとは

モラルライセンシングとは、

「良いことをすると、悪いことをしたくなる」

という論理的に筋の通っていない人の心理的行動です。

著書「スタンフォードの自分を変える教室」で取り上げられている実例として

職種適性が性別によってあるというアンケートの前に

性差別的なアンケートを取った結果、

性差別に否定的な道徳的な回答をした人の方が職種適正において

性差があると回答しているとのことです。

一度道徳的な判断をしたと、自身が思うと次の行動で反動として

非道徳的な行動や判断を、してしまう傾向が人にはあります。

他の実例として、保育園の迎えに遅れた保護者に追加金を設けて

遅刻を減らそうと罰則を設けても、かえって遅刻者が増えるということも挙げられます。

追加金を払ったことが、心理的免罪符となり、

遅れることやルールを守らないことに対しての認識を鈍くさせます。

自身の行動を振り返る

先の説明が、モラルライセンシングです。

罰金の部分などとてもイメージしやすいことではないでしょうか?

自身の対人関係においてもモラルライセンシングが

入っていることはありませんか?

「相手が先に非道徳的な行動をした。」

「相手に落ち度がある。」

「相手が非を認めない。」

などなど、、、

日を追うごとに、自身の行動も正義の中で行き過ぎてしまいます。

そして、行き過ぎて関係性をより悪化させてしまいます。

対人関係のコントロール

対人関係での感情コントロールで私は下記のようにしています。

「その日のうちに起こった事象を整理する」

→情報のみで感情を残さない。

「線引きをする。」

→笑顔であいさつはする。等 最低限の関係性に留める

「モラルライセンシングと言い聞かせる」

→対話が難しいタイプや線引きを超えてくる人もいるので

自分では一呼吸を置いて頭でモラルライセンシングと唱えます。

意味のない軋轢を生むのは、ゆるく生きていくには必要ないと言い聞かせます。

最後に

以上が、対人関係における時に使うモラルライセンシングです。

モラルライセンシングは自己コントロールにおいて意識した方が良いものです。

ダイエットをしようとランニングをしたら、良いことをしたと思って

夕食を普段より食べてしまうなど。

反動に伴う心理に惑わさらないように気を付けていきたいです。

感情のコントロール 自分の行為、行き過ぎ?モラルライセンシングとは
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