普段仕事をしていく中で、込み入ったプレゼンや提案書を書いたりする機会が
少ないと、いざまとめる時に苦労をしたりすることはありませんか?
今回はシーン別での文章の組み立て方に関して共有をします。
プレゼン用、提案書、雑記に3つのシーン別にまとめました。
私の中で、プレゼン用と提案書は分けて考えております。
「プレゼン用」は浅く、分かりやすく理解をしてもらうために構成します。
例:部署が違い商材も違う営業部などに対して行う取り組み共有など
予備知識を事前にもっていない人に対して伝えるために
最低限の伝えたいことを抑えるように構成をします。
「提案書」に関しては合意形成を進めやすくする構成にします。
例:部署内での営業手法の改善等の提案
課題感など共通認識がある人の中で方向性を見失わずに
目的に沿った提案をするように構成をします。
1.プレゼン用
5W1Hを基本に構成を考えます。基礎情報が異なる様々な人に分かりやすく
伝えることをゴールとして、情報として抜けがないようにします。
※5W1Hの補足
いつ:When どこで:Where だれが:Who 何を:What なぜ:Why
どのように:How
・なぜやるのか?→ どうやるのか?のフレームワーク
理由と方法を述べる。
まず、これが基本の型で。題材→理由→方法→絞め 等の順番で構成をします。
企業採用広報のプラットフォームであるWantedly(ウォンテッドリー)の求人票を参考にしてみるのがいいです。
Wantedlyでは「何をやっているのか」→「なぜやるのか」→「どうやっているのか」→「こんなことをやります」といった
フレームワークに沿って求人が書かれており、業界に知見がない人でも分かりやすく求人が見れるようになっています。
最初に「なぜやるのか?」にフォーカスをして構成を考えると、
題材に対する知見がない方に関して目線を合わせやすくなります。
知っている事を展開しようとすると根拠やデータの結果を中心に話してしまいがちになるので、まずは「なぜやるのか」理由に着目しましょう。
2提案書
提案書に関しては部内やある程度課題感や知識を共有している人にたいして
アプローチをしていきます。
参考として 仕事資料A4 1枚でまとめる も見ていただけると嬉しいです。
・目的を先に書く
提案書もまず際に「目的」を書きます。提案内容が複雑になるほど
目的が見失いがちになってしまいます。
構成として4つに分けます
1目的→2背景、戦略→3結論・根拠→4課題・とるべきアクション
例: 人材業界の場合(数字は例なので適当です。)
1目的:売上を向上させる
2背景:
・営業職の求職者獲得単価が上がっている
昨対比一人当たりの獲得単価が150%と上がっている
・企業側の採用ニーズが経験者希望と獲得求職者と沿わず、値引きなどが続いている (求職者4月~6月の属性 経験者20% 未経験80%)
戦略:
・獲得単価が低く、既存クライアントと親和性のある職種に横展開をする
3根拠:
・営業職の採用枠が既存クライアントで昨年比70%に落ち込んでいる
・事業フェーズとして、マーケティングやカスタマーサポートの求人数が増えている
4 とるべきアクション
・マーケティング、カスタマーサポートの獲得単価をリサーチする。
・求人数のマーケットとして新規クライアント見込みを獲得する。
3ブログとか雑記
起転承結のフォーマット
一般的には起承転結で書くことをこれまで習ってきたと思いますが、
早めの段階で読者の注意をひくには 起”転”承結 で書くのが良いです。
例:
起:筋トレを始めるならお金のかからない自宅トレから始め人が多いです。
転:しかし短期間での効果や持続性を考えるとジムに通う方がいいです。
承:なぜなら、筋肉を肥大させやすいのは高負荷のものを挙げることが効果的。
お金をかける分、いかないと行けないと自分にプレッシャーをかけられる。
結:だから筋トレをするなら最初にジムに行った方がいいです。
といった具合に。すぐに転があることで文書の変化が生まれ、
その後に続く根拠から結論までの筋道が立てやすくなります。
文章の構成の仕方に関して、起転承結の構成は古賀史健署の
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を参考にしました。
私も論理展開が下手で伝えたいことが上手く伝わらないことが多かったので
とても参考になりました。古賀さんは「嫌われる勇気」を刊行された
フリーライターの方で普段のメール等の文章にも使えるフレームワークだと思います。